全日空は大震災の需要減で、無給休職を100人以上募集しました。
全日本空輸は21日、東日本大震災による利用客減少に伴う人件費削減のため、全社員を対象に賃金を支払わない無給休職を、5月分で100人以上募ることを明らかにしました。
経営再建中の日本航空も既に実施を決めてめており、期間をさらに拡大する方針です。
全日空は無給休職の制度を2003年に導入し、客室乗務員の留学などに使われています。
人員の余剰感が出た際に募集枠が広がる仕組みで、5月分は需要減による一部路線の減便に伴って大規模に募るようです。
6月分以降の募集人数は、今後の需要動向をみて判断するということですが、顧客動向が短期間で急速に回復することは見込めないので今後も募集するものとと予想されます。
雇用を維持しながら、長期間の休職を認める制度は、これからいろんな企業で見習いたい制度です。
(2011/5/5 10:58)