消費者物価0.3%下落で、24カ月連続マイナス。
総務省が25日発表した2月の全国消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数で98.9となり、前年同月比で0.3%下落しました。
マイナスは24カ月連続となるものです。
電気料金の値下げで電気代が7カ月ぶりにマイナスに転じたほか、ガソリンの上昇幅が縮小し、前月より下げ幅が0.1ポイント拡大したものでした。
ただ、中東情勢の緊迫化や東日本大震災の影響でガソリンなど石油製品の価格が上昇していることから、総務省は下げ幅縮小のすう勢自体に変化はないとみています。
景気浮上には、消費者物価指数が上がることが必須となります。
未曾有の震災により、周囲で消費意欲が向上する動機がありません。
まずは、東北地方を一日も早く「日常」に戻すことが一番ではないでしょうか。
(2011/03/25 12:28)