エジプトで反政府デモの呼び掛けに利用されるなどして注目された米国生まれの会員制交流サイトフェイスブックですが、日本語でサービスを始めたのは2008年5月からです。
ミクシィなどの国産サイトでは、本名は公開せず、ニックネームで参加するケースが一般的であることに比べ、フェイスブックは実名登録を掲げて「上陸」しました。
しかし、日本人は個人情報を公開することに慎重であるとして、当初は普及を疑問視する声が多くありました。
しかしその普及率は、家庭と職場のパソコンから同サイトへの訪問者数は、10年1月の135万6000人から同年12月には307万7000人に拡大し、確実に増加してるのが現状です。
「フェイスブックは実生活での関係をそのままオンラインに反映したものであり、実名である方が知人を見つけやすいし、知らない人もすぐ判別でき、むしろ安全性が高い」との意見もあります。
企業にとっては、実名制がむしろ魅力に映るようです。
実名のメリットと匿名のメリットの双方がうまく機能したものとなり、双方が正しい方法で普及していくことを願うばかりです。
(2011/2/21 10:48)