シャープ、ソニーがiPad追撃へ
電子書籍端末のシャープ「ガラパゴス」とソニー「リーダー」が同時発売となり、iPadとの三つ巴の戦いとなりつつあります。
昨年12月10日、シャープとソニーが電子書籍対応端末を同時に発売し「電子書籍元年」が幕を開けました。
対応端末では5月に発売された米アップルのiPadが先行しますが、シャープとソニーは日本語表示での優位性といった特徴を打ち出し、アップルを追撃する模様です。
「電子書籍が日本で広まるためには、1社でやるよりも複数社で展開したほうがプラスになる」。多機能端末「ガラパゴス」を発売したシャープのある幹部は、同時に発売されたソニーの「リーダー」やiPadとの競争を歓迎するコメントをだしています。
過去にも発売されましたが、当時は市場に根付くことのなかった電子書籍ですが、通信速度の向上や記録媒体の大容量化といった技術革新を背景に、各社が高機能端末を投入して市場拡大を画策しています。
iPad発売当初は様子見を決め込んでいた日本メーカーも、iPad人気に乗り遅れまいと、対応端末の発売に相次ぎ乗り出すかたちとなりました。
シャープのガラパゴスは多機能型で、当初は電子書籍のみでしたが、今後はゲームや音楽配信なども始める予定です。
ソニーのリーダーは機能を読書に特化させたものです。
パソコンに書籍のデータをダウンロードしてから、本体に転送して利用するものです。
低消費電力型の電子ペーパーを搭載し、白黒画面だが目が疲れにくいという利点があります。1度の充電で2週間程度利用可能とのことです。
いすれの商品も、今後は目の離せないアイテムになりそうです。
(2011/1/2 9:10)