かつての「流行の発信拠点」西武有楽町店がいよいよ閉店。
セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店、そごう・西武が運営する西武有楽町店が明日25日に閉店します。
日本有数の繁華街、銀座・有楽町地区にある同店はかつて「流行の発信拠点」として、若い女性を中心に高い集客力を誇りました。
しかし、消費不況などを背景に最近では赤字が続き、不採算店見直しの一環として閉鎖されることとなりました。
西武有楽町店は現在、最終閉店セールの最中で、25日までのセールには連日、多くの客が訪れ、15日から20日までの6日間の売り上げは、前年同時期の3倍に当たる10億円に上るものでした。
1984年開店の西武有楽町店は、旅行や保険、住居といった生活全般の情報を発信する新しいスタイルの百貨店として人気を呼びました。
しかし、バブル経済崩壊後は長引く不況の影響を受け業績が悪化し、「ユニクロ」をはじめとするファストファッション店の台頭により、客離れを食い止めることが出来なかったのです。
セブン&アイは今後、9月に全面改装を終えた西武池袋本店などに経営資源を集中する方針です。
一方、有楽町店の後継テナントに決まっているJR東日本系の「ルミネ」は、11年秋の開業を目指しています。
個人的に「有楽町イコール西武」のイメージだったのですが、
またひとつ、昭和の象徴的な建造物が消えいくのは寂しい気がします。
(2010/12/24 12:52)