新規求人倍率が0.93倍で3カ月連続で増加。
足踏み状態が続いている雇用情勢の先行きにやや明るさが見え始めました。
11月30日に発表された10月の新規求人倍率は前月を0.02ポイント上回る0.93倍で、3カ月連続の増加となり、着実な回復ぶりを示しました。
季節調整前の実数では、22カ月ぶりに新規求人数が新規求職者数を上回り、倍率が1倍を超えたものとなりました。
10月の完全失業率は前月より0.1ポイント高い5.1%で、4カ月ぶりに悪化しましたが、失業率は景気に遅れて動く傾向がありますが、新規求人倍率は労働市場の変化を先行的にとらえることができるとされています。
新規求人はその月に受けつけた求人数で、新規求職は求職申込数です。
10月は求人が前年同月比13.9%増の64万3538人で、求職申し込みが61万3143人でした。
あと一押し欲しいものです。
(2010/12/3 23:39)