来年4月から「上限2000円」の高速道路の新料金制度が開始。
国土交通省は2日、曜日や時間帯を問わず「普通車で上限2000円」などとする高速道路の新たな料金制度を来年4月から導入する方向で検討に入りました。
新制度に伴い、廃止予定だった通勤時間帯や大口利用者向けの料金割引は一定期間継続するとのことです。
本州四国連絡高速道路の上限料金は、他の高速と同じ上限2000円への引き下げを検討することとしています。
同省は、「休日上限1000円」などの料金割引が来年3月末で終了するため、新たな料金体系を導入する必要があると判断し、近く与党や関係自治体との本格的な調整に入りますが、割引水準などをめぐり意見集約が難航する可能性もあります。
料金改定は、高速会社の申請を国が認可する仕組みで、国会での審議は不要とのことです。
上限2000円ではこれまでの1000円に比べるとインパクトに欠けますが、お盆シーズンや年末年始に混雑するのは必至でしょう。
(2010/12/2 18:48)