ついに整理解雇となる運びとなりました。
会社更生手続き中の日本航空と管財人の企業再生支援機構は、パイロットらの整理解雇を12日にも決める方向で最終調整に入りました。
9日に締め切った希望退職の最終募集で、応募者が目標の270人を大幅に下回ったためとのことです。
日本航空は、全職種を対象に約1500人を募集しましたが、当初の締め切りでは届かず、パイロット130人、客室乗務員140人の計270人を目標に最終募集していました。
関係者によると、目標に対して百数十人も足りないとのことです。
日本航空は目標に届かない場合、整理解雇に踏み切る意向を示してきましたが、法的なハードルが高いため、希望退職の募集期間を延ばすなど慎重に対応してきました。
訴訟に発展する可能性もあり、東京地裁などとも協議しているとのことです。
日本航空と機構は今年度中に約1万6千人のグループ従業員を減らす更生計画案を地裁に出し、今月末の認可を目指しています。
取引銀行側はリストラの実行を強く求めているとのことです。
今後の成り行きが注目されます。
(2010/11/10 12:43)