失業率が5.0%へ。
総務省が29日発表した労働力調査によると、9月の完全失業率(季節調整値)は5.0%と前月に比べ0.1ポイント低下しました。
改善は3カ月連続となりました。
一方、厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率は、前月比0.01ポイント上昇の0.55倍と5カ月連続で改善しました。
完全失業者数は前年同月比23万人減の340万人と4カ月連続で前年を下回り、就業者数は14万人増の6309万人と2カ月ぶりに前年を上回った結果となりました。
有効求人倍率はハローワークで仕事を求める人に、1人当たり平均何件の求人があるかを表した数値です。
都道府県別では福井の0.86倍が最も高く、沖縄の0.33倍が最低でした。
数値をみるがきりでは失業率が改善し、求職数が増えたので喜ばしいことですが、この数値の裏には「失業し、休職活動していたが、思うようにいかないので求職活動活動を辞めた人」の数は反映されていません。
簡単に喜べないのが現在の雇用状況です。
(2010/10/29 11:15)