初任給「据え置き」が全体の9割に。
日本経団連は1日、今年4月入社の従業員に企業が支払った初任給(所定内賃金)の調査結果を発表しました。
それによると、支給額を前年と同額に据え置いた企業は全体の90.9%に上り、2003年に次ぎ過去2番目に据え置き水準が高いものとなりました。
厳しいコスト削減圧力の中で、企業経営者が人件費の抑制に努めていることを改めて印象付けた格好となったものです。
初任給を上げた企業は全体の8.3%だったのに対し、下げたのは0.9%でした。
初任給の平均は、大卒事務系が20万7445円(前年比0.13%増)、大学院(修士)修了技術系は22万6645円(0.06%増)、高卒事務系は16万2749円(0.05%増)となりました。(2010/10/04 10:35)