会社更生手続き中の日本航空で、2010年度のボーナスについて、一部のグループ会社が、今秋を見込む更生計画認可後に夏冬分の一括支給を検討していることが16日、明らかになりました。
日航本体は夏冬賞与をはじめ各種手当の支給見送りを決めており、ちぐはぐな対応が露呈した形となっております。
リストラ徹底を求める主力取引銀行の反発を招く可能性があります。
お金を貸している銀行だけでなく、国民の税金が投入されているわけですから、素直に「何事か!」といい言いたくなります。
賞与の夏冬一括支給を検討しているのはJALグランドサービス(本社東京)。
新千歳、成田、羽田、伊丹、関西、福岡の各空港で手荷物や貨物の取り扱い、航空機の誘導を担っている会社です。
関係者の話では、11日の労使協議で、経営側が今夏の賞与支給を見送る見返りとして「更生計画が認可された場合、夏冬まとめて今年度末までに支給する」と説明したものです。
労組側が企業再生支援機構や銀行など利害関係者の理解が得られているか質問したところ、経営側は「直接確認していないが、努力している」と答えたというものです。
借りた物を返してから、借りた人にお礼してから、身内に手厚くするのが順序だと思いますが?!
経営破たんして国民一人一人から助けてもらっているということを忘れているのでは…
賞与を支給するのは、自分の足で立ち上がれるようになってからにしてほしいものです。
(2010/6/17 10:41 )