今年4月から新社会人として働き始めた人のはなしです。
4割の人は希望順位4位以下の会社に就職したが、入社した会社での満足度は7割以上の人が会社に満足しているとのことです。
また、賃金体系では「年功序列型」を望む人が41%と、「能力主義型」を希望する人の35%を上回る結果となっております。
ちょうど私が社会人になった頃「能力主義型賃金体系」や「年棒制」などが叫ばれるようになりました。
会社員時代、私も給料は能力で査定するものだと考えていました。
「売り上げてなんぼ」、「利益出してなんぼ」という考え方でした。
おそらく時代背景がそうだったのからでしょう。
この仕事に就き、さまざまな人の話を聞いていくうちに、数字をあげることだけが、会社にとってすべてではないと知りました。
「貢献度」や「非営業活動」といったものは、数値では表せないからです。
新しい社会人たちに「年功序列」のいい部分を継承してもらい、日本人が持っているすばらしい能力を引き出すのことのできる会社の制度を作っていって欲しいと思います。
きっと彼らは「営業数値」だけがこれからの日本を支えていくのではないと知っていることでしょう。
復活する「年功序列」に、大いに期待しています。
(2010/5/30 9:51)