iPadが米国から空箱で到着する事件が被害相次いでいます。
電子書籍に本格対応する話題商品iPadですが、アメリカから郵送で購入しようとしたところ、空箱が送られてくる被害が日本国内で複数発生していることが分かりました。
日本の郵便事業会社は、いずれも米国内でなくなったとみて、米郵政公社(USPS)に調査を求めることとしています。
郵便事業会社によると、郵便での購入者から4月12日、「中身がない」との相談が同社東京国際支店に寄せられたとのことです。
郵便はニューヨーク経由でUSPSのEMS(国際スピード郵便)を使っていました。
その後も同様の相談が数件あったが、広報担当者は「いずれも国内で中身が抜かれたのではなく、日本到着前になくなっているようだ」と話している。
被害者の一人は4月15日、インターネットで米ケンタッキー州の業者に、iPadを599ドル(約5万6000円)で注文し、同22日A4判の大きさのEMSの包装を受け取ったが、持ち上げた瞬間に「軽すぎる」と感じたとのことです。
開けると発泡スチロール製とみられる白い緩衝材が埋まり、iPadどころかアップル社の箱も入っていませんでした。
郵便事業会社に連絡すると、同様の被害が4件あったと聞かされたそうです。
米ケンタッキー州の業者は「iPadは確かに日本へ郵送した。米国か日本か、いずれかの段階でなくなったのだろうが詳細は分からない」と話し、業者側が保険を使って新たなiPadを別の運送業者経由で再送することになったということです。
よくよく読んでみると、犯人はおのずとアメリカの運送業者ということになりますよね。
この種の犯罪が増えると、段々と入手困難となっていきます。
日本では今月28日に販売(4万8800円から)されますが、予約が殺到し、家電量販店など店舗での予約は締め切られているのが現状です。
「iPad殺人事件」なんてことが懸念されます。
(2010/5/14 22:04)