年金監視業務委員会という組織を聞いたことありますか?
総務省は日本年金機構の業務や、同機構に対する厚生労働省の監督状況をチェックする年金業務監視委員会(委員長・郷原信郎名城大教授)が本日付で政令に基づく組織になったと発表しました。
これまで年金業務監視委員会は総務相の私的懇談会でした。
これからは日本年金機構などに資料提出や説明を求める際の権限が強化されました。
設立の趣旨は年金記録に対する国民の信頼回復と新たな年金記録管理体制の確立のためです。年金記録問題への対応策の実施状況や社会保険庁の業務の執行状況について、第三者の立場から報告の聴取やチェックを行うことにより、対応策の着実な実施及び業務の適正かつ確実な執行を図ることを目的としています。
設置期限は2013年度末までとなっています。
年金業務監視委員会は現在6名の委員で構成されていますが、そのなかには社会保険労務士はふくまれていません。
学者や法律家だけでなく、専門家も交えての委員構成のほうがより国民目線の監視ができるのではないでしょうか・・・
(2010/4/7 10:55)