大企業製造業の景況感がマイナス14と4期連続改善した模様です。
日本銀行が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の業況判断指数は、マイナス14と、昨年12月調査のマイナス25から11ポイント改善した模様です。
改善は4期連続で、注目された改善幅は前回を上回り、金融危機を背景に落ち込んだ企業マインドが、順調に回復していることが裏付けられました。
非製造業の業況判断も製造業と同じマイナス14で、4期連続改善しました。
民間需要に大きな影響を与える大企業製造業の2010年度の設備投資計画は、前年度比0.9%減で、相変わらず設備投資には慎重な部分が伺えます。
マイナスからマイナスへ改善したと喜ぶのも変な話ですが、落ち込んで景気の二番底に落ちることを考えれば、まだ上向きで良かったというべきでしょうか。
(2010/4/1 11:51)