中国の新聞が行った世論調査で、「最も好きな国」を聞いたところ、日本が5位にランクイン、15~20歳に限って見ると、何と1位になっているそうです。
相変わらず日本を非難するものも多く、世代によって「対日観」が大きく異なっていることが浮き彫りになった形です。
世論調査は「中国人が世界を見る」というタイトルで、中国人の世界観を調べることを目的としていて、北京、上海、広州、武漢、重慶の5都市在住の15~64歳の男女、計1350人に電話で聞いた結果です。
15~20歳では「最も好きな国」トップが日本で、「最も行きたい国」の質問では、米国(20.6%)、フランス(9.5%)、日本(7.4%)、オーストラリア(5.5%)と、日本は4位にランクインしています。
一方、15~20歳以外の世代で「日本が最も好きな国」と答えた割合を見ていくと、高い順に51~64歳(5.0%)、21~30歳(4.3%)、41~50歳(3.9%)、31~40歳(2.5%)とあんまり芳しくありません。
アニメやファッションとはじめとする日本文化の流行が、若年層の好感度を押し上げたと見られる一方、最も好感度が低かった31~40歳は、90年代初頭にいわゆる「愛国教育」が強化された時期に10~20代を過ごした世代でもあることが原因のようです。
もはや日本は、自らがあこがれる国でなくなったようですね。
「AMERICAN DREAM」は「JAPANESE DREAM」へ。
あこがれに応えるだけの資質を、質量の両面において兼ね備えておかねばなりませんね。
(2010/1/29 23:16)