かつて「小売りの雄」と呼ばれた百貨店とスーパーの売上が2009年、共に減少となりました。
私は今の仕事に就く前、総合スーパーに在籍していたので、とても気になります。
百貨店は前年比10%減で、かつ12年連続の前年割れとなり、
スーパーは前年比4.3%減の6年連続の前年割れとなったそうです。
「スーパー、時どき百貨店」というのが、賢い主婦の家計のやりくりと教えられ、
時に百貨店を意識した品揃えをしたのは過去のことで、今同じ手法をとっても
回復の見込みがありません。
かといって、みんな百貨店やスーパーで買い物しなくなったということではなく、
単価が下がったことと、買上点数が減ったことが原因と考えられます。
今まで10品買っていた人が8品しか買わなくなると、同じ単価なら2割減のはずが、
単価が下がっているので、減少幅がさらに大きくなり、お客様一人当たりの買物金額が減ることとなるわけです。
家庭志向とか節約志向などといわれる今日ですが、
おとなになってから、親から何億万円も仕送りしてもらっていた政治家の人に
景気回復をお願いしてもなんか、遠い話ですねよ。
せめて雇用の安定とデフレ改善をお願いします。
(2010/1/23 15:29)