経営再建中の日本航空は本日、企業年金減額に必要な3分の2以上の同意を退職者からも得ることができたと発表しました。
現役社員からは、既に9割超の同意を確保しており、同社の再建を主導する企業再生支援機構は、社員らの同意を尊重する意向で、日本航空の年金問題は現役社員が給付額の最大5割強、退職者が3割強の減額を行うとする会社方針に沿った形で、全退職者の67%が減額に同意する回答を寄せました。
一方、前原誠司国土交通相は日本航空に融資するメガバンク3行の頭取と協議し、主要関係者の合意を得た上で会社更生法を申請する「事前調整型」の手法で日本航空を再建する方針を伝え、了承を得ました。
メガバンク側は14日までに、企業再生支援機構主導の再建に協力する方針を正式回答する模様です。
前原国交相は会見で、19日をめどとする企業再生支援機構による支援決定時には、政府が閣議了解を行うとともに、「政府も一丸となってさまざまな支援をしていくという意味でメッセージを発信していく」と述べ、日本航空の安定・安全運航確保に向け声明を発表する考えを示しましたた。
本日の日本航空株価の終値は37円と額面を大きく割った額になりました。日本航空が新聞の株価の欄から消える日も時間の問題となってきました。
v字回復し、再び上場する日が来ることを心待ちにしています。日本復活のシンボルとして・・・(2010/1/12 21:04)