経営再建中の日本航空は11月19日に、例年は12月1日に実施している課長級や次長級への昇格人事を凍結することを明らかにしました。昇格で給与水準が上昇するのを抑えるのが狙いです。日本航空によると、今年は計200人程度が昇格する予定だったが、凍結により年間数千万円のコスト削減になる見込みです。
昇格人事の凍結は2002年の旧日本エアシステムとの経営統合後で初めて、ということですが、日本航空は既に、冬季一時金(賞与)を支給しないことを8つの労働組合すべてに通知したほか、12月の役員報酬も支払わないことを決めてます。
私は再三に渡って日本航空関連の「ひとりごと」をいってきました。日本航空の給与水準は、平均よりかなり高めだというのは事実です。
が、しかし昇格に関する原資を凍結することは、あるまじき行為だと思います。 これからの会社を支えていくはずの課長級の昇格なしということは、主力の士気を削ぐかたちとなり、屋台骨が揺らぎかねません。
なんでもかんでも削減または減額では、会社を残す意味がありませんよね。解散し分社化したほうが組織論としては正答ではないでしょうか?(2009/11/22 20:01)