大手銀行8グループの9月期中間決算が発表出されました。
連結純利益は合計4500億円となり、株価暴落や不良債権処理で巨額赤字を計上した前年同期に比べ、3割アップもの増益となった模様です。
金融不安で多くの大手銀行の経営が傾いた数年前、公的資金が大量に投入されたことは記憶に新しいことですが、投入先が日本航空となるとそう簡単にはいきません。ライバルの全日本空輸が中間決算で黒字を発表したので、日本航空への風当たりはますますきついものとなるでしょう。
大手銀行も航空大手各社も同じ資本主義の市場で企業活動を行う株式会社です。中小企業や町工場も同じく市場で日々企業活動を行っています。違うのは活動規模や取引規模であって、行っていることはなんら変わりありません。なのに大手銀行のみが税金投入により危機を逃れることができるなんて、なんだか不公平ですよね。
今、中小企業や町工場が危機的状況にあります。これに対する政策をもっと明らかにしてほしいものです。事業仕分けで予算を「打ち出の小槌」的に次々と捻出している政府ですから可能ですよね。雇用調整助成金だけでは大怪我してるのに絆創膏を張ったようなものです。(2009/11/14 23:19)