日本航空の中核事業会社「日本航空インターナショナル」(JALI)と「日本航空ジャパン」(旧JAS)が2006年に合併した際、旧JAS系労働組合の客室乗務員に対し、職級で差別があったとして東京都労働委員会は11月4日、JALIに差額分の給与支払いと職級の引き上げを命じました。旧JAS系の客室乗務員労働組合「日本航空キャビンクルーユニオン」が07年に救済を申し立てていました。東京都労働委員会が救済するよう命じたのは、「日本航空キャビンクルーユニオン」で低い職級に格付けされた客室乗務員165人のうち40人でした。
申し立てによると、JALIは合併時、旧JASの客室乗務員を二つの職級に振り分けました。「日本航空キャビンクルーユニオン」から日本航空最大労組「JAL労働組合」に移籍した組合員に比べ、「日本航空キャビンクルーユニオン」にとどまった組合員は上位の職級の比率が低く、その後の昇給にも影響したとしています。
個人的に日本航空に纏わる記事は、今もっとも注目しています。年金問題あり、公的資金注入問題あり、多数の労働組合を持つこの会社は今、存続するか否かの瀬戸際に立たされています。民主党の先生方はどういう手術をするのか、お手並み拝見・・・(2009/11/06 21:27)