改革?
医師の働き方改革を協議している厚生労働省が、地域医療を担う医師について残業の上限を「年2000時間」とする案をまとめたことがわかりました。
同省は、11日の有識者検討会にこの案を提示する方針ですが、一般労働者の2倍以上にあたる水準で、委員からの反発も予想されるようです。
関係者によると、同省は一般の医療機関で働く医師の残業上限は「年960時間」と提案する方針で、これに対し地域の中核的な医療機関は人手不足に陥っているとして、特例的に「年2000時間まで」の残業を認める考えのようです。
この場合、終業から次の始業まで休息する「勤務間インターバル」を9時間とするなどの健康確保措置を義務づけるなど様々な措置がとられるようです。
特例は、2035年度末までとし、その後は一般の医師と同じく年960時間とする方針のようです。
人の命にかかわる職業として、通常の労働者とは存在意義が異なる職種ですので、慎重に議論され、単に時間だけで縛らない改革が望ましいと思いますが・・