8月速報値
厚生労働省が5日発表した8月の毎月勤労統計調査によると、名目賃金から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は前年同月比0.6%減となり、4カ月ぶりのマイナスとなりました。
ガソリンなどの値上がりで、消費者物価指数が1.5%上昇したことが響いたようです。
現金給与総額(名目賃金)は0.9%増の27万6366円で、13カ月連続のプラスとなり、基本給などの所定内給与は1.4%増でしたが、ボーナスなど特別に支払われた給与が7.4%減となり、伸び率が抑えられたものとなりました。残業代などの所定外給与は1.0%増でした。