その後
違法残業事件で有罪判決が確定した電通は今月13日、
2018年中に労働環境を改善するために新たに130億円を投じ、業務の効率化や増員を進めると発表したそうです。
業務のIT化を進めて、効率的に仕事ができるようにすることなどに80億円を投じるほか、職場の環境改善と増員にそれぞれ25億円を投じる計画です。
電通は、17年にも70億円をかけて300人規模の増員や業務効率化などを進めており、関連費用は計200億円規模となります。
同社の取締役は、13日の記者会見で、
「改革は18年でめどをつけなければいけない」と強調したそうです。
13日に発表した17年12月期連結決算の最終利益は、26・3%増の1054億円となり、
18年12月期は、労働環境を改善する費用を計上することなどにより、最終利益が41・6%減の616億円となる見込みのようです。
生み出した利益を、会社を良くするために使うのは、とても良いことだと思います。
起こった事件が大きかったので、今後も動向が注視されることでしょう。