Do you know Agemaki?
私のまったくの好みのおはなしです。
絶滅が危ぶまれていた有明海特産の二枚貝「アゲマキ」が復活の兆しを見せているそうです。
佐賀県有明水産振興センターが、大量放流した稚貝が、同県鹿島市沖の干潟に根付いて産卵し、新たに生まれた貝が再び卵を産む生産サイクルが回り始めているためだそうです。
2016年の生息数調査では、例年の10倍を超えるほど急増しており、関係者は採貝の復活に向け資源保護に乗り出しているそうです。
稚貝の大量放流を始めた09年から毎年7~9月、佐賀県沖合6カ所での生息数を調査したもので、例年4~84個にとどまっていたものが、15年は226個に増え、16年は1000個を超えたようです。
このアゲマキ、
漁獲量は、1988年に776トンでしたが、その後は、広域で原因不明の大量死が発生し、自然界での生産サイクルが途絶え、92~93年は1トン、94年以降はゼロになったものです。
子供のころ、このアゲマキのバター焼きが食卓に出ると、
嬉しくて、おかずに何倍もごはんをお代わりしたものでした。
県はアゲマキを絶滅危惧2類種のひとつに指定しており、
今後「アゲマキが巣を掘ると他の生物も生息しやすい干潟環境に変わっていく。将来的には生息域を広げて漁獲量を回復させ、食卓に復活させたい」と話しているそうです。
ちなみに、アゲマキ復活を確実にするため、
県有明海区漁業調整委員会は、2016年3月以降、採貝を全面禁止し、違反者には罰則が適用されることとなっています。
復活したアゲマキは、大人になった私の肴になる日は遠くないことでしょう。
楽しみです。
(2017/3/21 14:51)