何の素?
大手食品会社味の素は20日に、従業員の平均労働時間を
2018年度から、年1800時間に短縮することで労使が合意したことを明らかにしたそうです。
一般的に大手企業の所定労働時間は、1日8時間ですが、味の素ではほぼ7時間になるようです。
子育てや、介護などを抱える社員が増えており、勤務時間の短縮で働きやすい職場環境をつくる狙いがあるとのことです。
あわせて、今年4月から毎月の基本給を底上げするベースアップ5000円を含む月1万円の給与引き上げを行うことでも労使が合意したそうです。
パート従業員の時給も、5〜6%引き上げるとのことで、働く時間が短くなっても収入が減らないよう配慮するそうです。
味の素は、今年4月から1日の所定労働時間を従来の7時間35分から20分短い7時間15分に短縮する方針をすでに決めており、7時間となれば、さらに短縮することとなります。
昨今話題の長時間労働に、一石を投じる会社の意思決定ですが、会社として相当な覚悟と自信がないと、本当に着地することは難しいのではないでしょうか。
今後の動向が気になるところです。