週3休
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(福岡市)は、一斉に休業する休業日を、2018年から設ける方針を固めました。
全国の9割超の店舗で、元日を含む計3日間を充てるそうです。
ファミリーレストランの休業日の導入は珍しいもので、傘下の天丼チェーン「てんや」でも、直営の154店舗のうち8割近くで元日を休業日とする方針です。
黒須康宏社長が22日、朝日新聞の取材に対して明らかにしたもので、黒須社長は「その(店を休んだ)分の売り上げはなくなるが、従業員が働きやすい職場になることで、お客様の満足度も上げられると判断した」と述べたそうです。
ロイヤルホストは、フランチャイズ店を含めて全国に220店舗あり、元日も営業する商業施設などに入る一部の店舗を除き、9割以上のロイヤルホストで元日のほか、5月と11月にそれぞれ1日休業するそうです。
ロイヤルホストは11年ごろから営業時間を短縮し、かつて大半だった24時間営業を17年には廃止にした経緯があります。
17年の営業時間の平均は11年と比べ、約3時間短い15・5時間になり、この結果、
「ランチやディナーのピーク時に少し人員を補強できた」そうです。
また、17年の既存店の売上高も、10年を上回っているとのこと。
日本フードサービス協会によると、オフィス街の居酒屋チェーンが休業日を設けることはあるそうですが、ファミリーレストランが導入するのはほとんど例がないとのことです。
時短の流れが、サービス業界にも押し寄せてきているようです。