入社するエンジニアに高額入社一時金支給がブーム!
インターネット企業が、入社するエンジニアに対し高額の入社一時金を支給する例が相次いでいます。
「モバゲー」を展開するディー・エヌ・エー(DeNA)が200万円を支給することで話題になり、一方ドワンゴは「ニコニコ動画」にちなんで合計252万5000円を振る舞う制度を発表しました。ネットサービスを開発・運営できる優秀なエンジニアの争奪戦が熾烈になってきています。
「エンジニアとして入社が決定した方に、入社準備金として200万円を支給いたします」
DeNAでは、同社サイトからエントリーし、選考の上、エンジニアとして入社するエンジニアに200万円を支給するというもので、入社準備金は年俸には含まれないそうです。
ソーシャルゲームのヒットで爆発的に業績が成長している同社ならではと、エンジニアが集まるコミュニティーで話題になったそうです。
ソーシャルアプリの急速な成長などに伴い、ネットサービスを開発できるエンジニアの争奪戦が激しくなってきている昨今、サイバーエージェントの藤田晋社長は今月上旬の講演で「エンジニアの採用費はいくらかかってもいいから採用したいということになっている」「自社のサービスとしてWebサイトを作ったり、アプリを作ったり、ゲームを作ったりする時に非常に重要となるのは『内製化』であるとみんな気が付き始めている」と語るなど、ネット企業の将来を左右するのは優秀なエンジニアだというのが共通の認識だそうです。
入社準備金って?
会社に入社するのに、何の準備のお金なのでしょう。
エンジニアは技術職なので、プロ野球選手の契約金みたく対人評価格なのでしょうか。
契約金としての一時金だと、入社後は労働者扱いではなく一人親方的扱いになることもあり、そうなると労災等は原則適用されないこととなります。
労使双方が契約の際、認識することがトラブル防止となってきます。
(2010/8/21 9:26)